発達とは

新生児・あかちゃん発達相談のイメージ写真

発達とは、お子様の身体機能が育っていくことであり、言葉を覚えていくこと、運動能力を獲得していくこと、認知能力が向上することなどを意味しています。なお、発育とは、身長や体重など、身体が成長していくことをいいます

新生児・あかちゃん発達相談を行います

お子様の発達や発育、子育てについて、様々なお悩みをお持ちの方も多いと思います。当クリニックでは、お子様の育児の際に生じた不安などについて、保護者の方のご相談を受けつけています。「子供の育児が思うようにいかなくて悩んでいる」、「子供の行動など、ちょっとした変調に気づいたけれど、周囲の人には話しづらい」、「周りに育児の悩みについて話せる人がいない」といったときは、お気軽に当クリニックをご受診ください。

このようなときはご相談ください

お子様の発達は個人差があります。平均的な発達時期より多少遅れているからといって、過度に不安に感じなくても大丈夫です。ただし、下表の各項目で発達時期が遅れすぎているとき、お子様の状態が心配になったときは、医療機関を受診することが大切です。

  • あやしても反応が少ない
  • 視線が合わない
  • 言葉をなかなか話そうとしない
  • ハイハイの時期が遅れている
  • つかまり立ちがうまくできない
  • 年齢のわりに発達が遅れている
  • 離乳食をあまり食べてくれない
  • 体重が思うように増えない
  • 体重が増えすぎている
  • 落ち着きがない
  • すぐにお腹を壊してしまう
  • 夜泣きが激しい
など

早産児・低出生体重児

早産児・低出生体重児のイメージ写真

娠週数・日数が37週0日未満で出生されたときは「早産児」、出生時の体重が2,500gよりも少ない場合を「低出生体重児」と定義されます。日本では出生数が減少しています。しかし、低出生体重児は増加傾向にあるといわれています。

様々な問題が起こることがあります

早産児などのお子様は、生まれて間もない頃は、母親からの防御抗体が少ないため、感染症の発生リスクが高くなることがあります。低血糖や黄疸、貧血などにもなりやすいため、とくに慎重な対応が求められます。
また気管支喘息、低身長、発達等に問題を抱えることもあり、それらの早期発見のためにも長期に渡りフォローが必要です。

早産児などのフォローアップを行います

当クリニックでは、早産児や低出生体重児がすくすくと成長していけるよう、フォローアップを行っています。新生児集中治療室から戻ったお子様をお引き受けし、様々な関連職種の方々と連携して必要な治療を進めていきます。さらに、保護者の方の不安な気持ちを軽減していくため、お子様の状態を踏まえたうえで適切なアドバイスを行います。ご家族の方々と一緒に早産児や低出生体重児のお子様を支えていきますので、まずはお気軽にご相談ください。

体重増加不良について

体重増加不良のイメージ写真

私たちの体が成長していくためには、きちんと栄養を摂取することが大切となります。とくに乳幼児期はミルクや母乳を飲んだり、離乳食をバランスよく食べて体重を増やすことが極めて重要です。体重が思うように増加していない場合、成長に関係する栄養素が不足している可能性が高いのですが、肝臓や腎臓の病気によって栄養をうまく吸収できていないケースもあります。また、早産児や低出生体重児で生まれたお子様の場合、3歳ごろまでに成長が追いつくことが多いのですが、ときには成長が追いつかないこともあります。

お気軽にご相談ください

体重増加不良が気になるときは、お気軽に当クリニックをご受診ください。まずは問診を行い、お子様の状態をしっかりと確認します。その際に、「これまでのお子様の体重変化の推移」、「ほかのご兄弟の状況」、「食事の内容」、「排便回数や排便の量」、「腹痛や下痢などの症状はあるのか」なども把握したいので、保護者の方はご協力をお願いします。さらに、血圧測定、脈拍測定、血液検査などを行い、体重が増えにくくなっている原因を突き止めていきます。

体重増加不良の主な原因

  • 母乳やミルクが不足している
  • 授乳の方法が正しくない
  • 離乳食の内容がお子様に適していない
  • 保護者の方の育児不安
  • 嚥下障害
  • 食べたものの嘔吐・嘔気
  • お子様の食欲減退
  • 食道や胃、大腸などの病気
  • 代謝性の疾患や神経疾患
  • 下痢や栄養吸収障害
  • ネフローゼ症候群や腎不全
  • 遺伝性の疾患
など

育児相談

育児相談のイメージ写真

お子様は、必ずしも保護者の方が期待しているとおりに発達・発育していくとは限りません。むしろ、思いどおりにいかないことが多いものです。当クリニックでは、お子様の育児について不安や悩みを抱えている保護者の方のご相談を受け付けております。

これまでに当クリニック長が、新生児期からの発達フォローの専門家として培ってきた豊富な知識と経験をもとに育児相談を行っていきます。さらに、発育や発達についてもアドバイスができればと考えております。お子様が体調を崩して受診されたとき、乳幼児健診を受けたとき、予防接種を受けたときだけでなく、話をじっくり聞いてもらいたいので個別に新たな相談をしたいという場合も歓迎いたします。まずは、お電話にてお気軽にお問い合わせください。

主な育児相談の内容

  • 体重が増えない
  • 言葉が遅い
  • 会話が成り立たない
  • 夜泣きがひどい
  • ミルクをよく吐く
  • 集団行動がとれない
  • 友人と遊べない
  • 人見知りがはげしい
  • 落ち着きが無い
  • 気が散りやすい
  • 思い通りにいかないとパニックになる
  • 自分勝手な振る舞いが目立つ
  • 好きなことしかしない
  • 音に過敏
  • 育児にストレスを感じてしまう
  • 育児がうまくいかない
など